歯科医院には実に様々な職種が存在します。
今回は歯科医師、歯科衛生士の求人ではなく、事務長・TC・広報などの、いわゆる
「歯科業界以外から呼ぶ可能性の高い職種」
にフォーカスしています。(新卒ではなく中途)
業界経験者だと嬉しいですが、実際は未経験者も多いかと思います。

よくこんな話を耳にします。
「募集要項自体は業界水準なのになかなか来ない」
お待ちください、この「業界水準」という考え方。
ちょっと危険です。
募集するのは畑違いの他業種から来る可能性がありますよね?
ということは、他業種から見て魅力的な内容じゃないと意味がないということなんです。
企業は福利厚生などの待遇が手厚いことが多いので、業界水準にこだわり過ぎると負けてしまいます。
福利厚生の手厚い業種から引っ張ろうと思うと、こちらもそれなりの待遇を見せなければ釣れません。
「業界水準だから」
「この業界はこうだから」
だと、他業種の人間には刺さらないのです。
企業の福利厚生と比べてどうなのか?
本当に勝てるのか?
今いる業界に長くいると、そのあたり麻痺してしまうのは当然です。

もちろん、残業含めた勤務時間や安定した休みなど、勝てる部分も多いと思いますが、それは入ってみないとわからない不透明な部分です。
本当に「残業ほぼなし」でしょうか?
入社前から100%確実なのは、募集要項に書いてある給与面などの数字だけです。
「自身の能力を買って欲しい転職者」と、「実際に求める能力を持っているか確かめたい雇用側」の意識の乖離は如実にでると思います。

求める人がどういう業種からくるのか?
その業界の水準はどうなのか?
何を求めているのか?
それと比べて自院の提示はどうなのか?
「業界の当たり前」や「地域性」ではなく、求める層の背景などを考慮した募集要項が考えられれば、自ずと刺さりそうな気がしませんか?
このペルソナ設定がとても重要です。
そうなると、媒体や検索の仕方にも工夫が必要になります。

歯科衛生士の場合は医療系の転職サイト+業種で検索をかけるでしょう。
しかし他業種の人間が、わざわざ医療系の転職サイトを使って「歯科事務長」やらで探すことはやはり少ないと思います。
「TC」なんて探さないでしょう。
使用するのは一般的な転職サイトで、給与や地域で検索をかけ、引っかかった場合、キャッチなどで目を引いて、ようやく中身の文章を読むわけです。
知ってもらう段階で給与水準が他業種より低ければ、そもそも見てすらもらえないのです。

媒体とキャッチの選定はとても重要です。
例えば「ありがとうと言われるお仕事です」というキャッチ、今はわかりませんが一昔前はよく見かけました。
なるほど、確かにこのキャッチはキツイ営業をしていた人には刺さるかもしれません。
でもそれだと媒体が間違っています。
医療系の転職サイトでこれを見かけても、「どこの医療機関もそうじゃないの?」と思ってしまいます。
医療機関メインで探している人に、他業種から見た医療機関の良さを伝えても意味がないんです。

募集する以上は優秀な人間を欲すると思いますが、優秀であればあるほど細かくその辺りは見ます。
そこで目を引かないと中身に辿り着きませんから。
また、入ってくれたとしても、正直なところ見切りも早いです。
自分の能力と職場(待遇含め)が合っていないと感じてしまう。
一見傲慢かもしれませんが、人とはそういうものですよね。

ちなみに、私が歯科医院に勤めることになった媒体は一般転職サイトです。
「事務長」としての募集でしたが、経営者目線で物事をどんどん進めていきたい私にとって、ぴったりの内容が書かれていました。
もちろん事務長でなんて探してはいません。たまたま目を引いた求人で、今でも目を引くと思います。
もちろん付随して待遇も良かったです。
院長曰く、「ぴったりの背景を持った人が来てくれた」とのことでしたので、ペルソナ設定は本当に大切だと感じています。
参考になりましたら幸いです!

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