いきなりですが問題です。
①10,000円弱とはいくら?
②10,000円強とはいくら?
私の訪問先のクリニック様にて、患者さんとの認識が大きくずれてしまいクレームとなったケースがあります。
それが正にコレ!
私としては信じられなかったのですが、実際に起こりました。
まず正解としては
①10,000円弱とは、10,000円に満たない10,000円に近い金額(例えば9,000円)
②10,000円強とは、10,000円を超えるが10,000円に近い金額(例えば11,000円)
簡単に言えば「弱は未満」「強は以上」なのですが、最近は全く違う認識でいる人が増えているそうなのです。
その認識というのが
①10,000円弱とは、10,000円を超えるがそこまで高くならない金額(例えば11,000円)
②10,000円強とは、10,000円を大きく超えて次の段階に近い金額(例えば19,000円)
両方とも10,000円以上という認識であり、しかも10,000円強に至っては寧ろ20,000円弱です。
そうなんです。
この差異が、今回クレームとなった原因です。
患者さんは2重でこの案内をされました。
まずは金額、そして日にちです。
困ったことに、それぞれ違う人間が案内をしています。
この医院さんのオールセラミック(前歯)は税込176,000円です。
そう、これを担当のDHさんが「10万円強」と案内しました。
患者さんの認識では11万〜12万くらいなので、そのくらいならと前歯6歯分を承諾。
大体70万くらいかと思い、実際に見積もりを見てみるとまさかの1,056,000円。
想定よりも30万円以上高いわけです。
この時点では特に大きなクレームではなかったですが、患者さんは驚いてしまい「やっぱりやめる」とキャンセルの意思を示しました。
この日私はいなかったので、即座に院長が対応し、なんとか納得いただき契約に至りました。
ここまではまだ良かったのですが、なんと受付でも同様のミスが起こりました。
その日は予定が未定とのことで印象のアポは取らずに帰られましたが、流れだけ受付から聞いていました。
その際「次は型取りで、型取りしてから3週間弱」と聞いていたので、月初であったこともあり当月中には終わるだろうと思ったそうです。
ところが、いざ印象を終えてセットのアポをとる段階で、まさかの4週間近く空けることを言われました。
特に大型連休のある月ではないので、「何故そんなに日にちが必要なのか?」と患者さんが尋ねたところ、「3週間弱とお伝えしたかと思うのですが」という回答。
この受付さんに至っては、「以上〜未満の間は弱」という考えでした。
いやもう、往年のアンジャッシュのネタのようです。
噛み合っているようで全く噛み合わず、クレームとなる。
苦言程度で済みましたが、印象もしていますし一歩間違えれば大変な事態になります。
医療知識以前の問題と言えます。
日本語には確かに曖昧な表現が多く、特に現代人は無頓着だったりもします。
(すぐに日本語研修考えました…)
Threadsやtwitterでも確かにこんな記事を見たような気がしますが、実際に勃発するとは思いませんでした。(他にもこういうのありそうですね)
これを防ぐには、わかっている数値は「弱」「強」などといった曖昧な表現を使用しないこと。
こういう言い方の方が契約になりやすいイメージもあるかもしれませんが、相手に正しく伝わっていなければ意味がありません。
意外と、身近な人でも間違った日本語を使っているかもしれません。
あなたは、そしてあなたの医院の他のスタッフさんは如何でしょうか?
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