今日のお話は、下手をすると私の首を絞めかねません。
ですが、敢えて問いたいと思います。
「いつまで外部のコンサルタントを使いますか?」
一生涯お付き合いができたならば、確かに素晴らしいことでしょう。
ですが、果たして本当にそれは良いことなのか?
私自身、コンサルに依存する組織は成長しないと思っています。

<コンサルに頼り続ける組織は、なぜ成長が止まるのか?>
「コンサルに頼らないと回らない」
この状態が続いている組織ほど、実は静かに衰退しています。
誤解のないように言っておくと、私はコンサルそのものを否定しているわけではありません。
むしろ、外部の視点・専門性・スピード感は、短期的には非常に有効です。
問題なのは、「頼り続けること」が前提になってしまう組織構造です。

<コンサル依存が生む、3つの停滞>
コンサルに依存し続ける組織には、共通した症状があります。

① 思考停止が起きる
「それはコンサルに聞こう」
「前回の資料をそのまま使おう」
こうした言葉が増えた瞬間、組織は「考えない集団」になります。
判断基準が外にある限り、現場での仮説思考・改善提案・挑戦は育ちません。

② ノウハウが「資産化」されない
施策は回る。数字も一時的に伸びる。
しかし、担当者が変わった途端に再現できない。
それは、ノウハウが「人」や「外部」に紐づいたままだからです。
組織に残るべきなのは、
・判断の背景
・失敗の理由
・改善のプロセス
これらが言語化、共有されていない限り、成長は積み上がりません。

③ 人が育たない(正確には、育てられない)
外部に答えがある組織では、内部の人材は「実行者」に留まります。
考えるのは外、決めるのも外。
これでは、リーダーも幹部も育ちません。
組織とは、人なんです。
人の成長しない環境は、組織停滞となり、悪化すると組織衰退となります。
保育園や学校に子どもの躾を押し付けて何もしないのと同じ状態です。

<成長する組織は「内製化」を恐れない>
成長している組織に共通するのは、最終的に「自分たちで考え、回せる状態」を目指していることです。
・自分たちで仮説を立てる
・数字を見て、原因を考える
・改善案を出し、試す
・失敗を振り返り、仕組みに落とす
これを繰り返すことで、組織には「思考の型」と「判断基準」が蓄積されていきます。
これこそが、内製化の本質です。

<内製化とは「すべて自前でやる」ことではない>
ここで勘違いされがちですが、内製化=外部を一切使わない、ではありません。むしろ理想はこうです。
・外部は「きっかけ」と「壁打ち」に使う
・最終判断と運用は内部で行う
・ノウハウは必ず自分たちの言葉に翻訳する
コンサルは「先生」ではなく、「一時的な補助輪」であるべきです。
補助輪を外す前提がない限り、組織はいつまでも自走できません。

<内製化できる組織が、最終的に強い理由>
内製化が進んだ組織は、変化に強くなります。
市場が変わっても、人が入れ替わっても、外部環境が揺れても、「自分たちで考え、修正できる」からです。
これは単なる業務効率の話ではなく、「組織としての知性」の話です。
コンサルに頼ること自体が悪なのではありません。しかし、頼り続けることを前提にした瞬間、成長は止まります。
組織が本当に目指すべきは、「外部がいなくても回る状態」です。
内製化とは、仕組みづくりであり、人づくりであり、そして組織の未来への投資です。「今のスタッフでは無理だ」と諦め、コンサルに依存し続けることが果たして正しいのでしょうか。
気持ちはわかります。話の理解も仕事も早いですし、確実な答えを持っていますし、短期間で成果が出ますから。
それでも、いつまで答えをもらう側でいるのか。答えを生み出せる組織にはいつなるのか。その分岐点にあるのが、内製化という選択です。

ただ自分に依存させ長く依頼を受ける、それを正しいコンサルだとは私は思いません。私が組織の成長の足枷になっている、それだけは絶対に避けなければいけません。私のメイン業務は自費売上を上げることですが、私がい続けなければ売上が推移しないとなれば、それは大問題です。
クライアントの中には、はっきりと「正村の分身を作る」と掲げているところもあります。カウンセリングアポを必死に詰め込んで、少しでも空いた時間で研修や1on1を行う徹底ぶりです。
「正村さんのおかげで、売上を上げられる組織になった」そう言っていただき、フェイドアウトするのがコンサル冥利に尽きますね!

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